「火葬待ち」都市部で深刻化!?

2023年の死亡者数は過去最多の159万人。亡くなる人の数が増加する中で、すぐに火葬することができない「火葬待ち」が長期化し、人口が集中する都市部では10日以上というケースも珍しくないようです。

その間、遺体安置代に10,000円前後、ドライアイス代に5,000円~10,000円かかり、1日延長するごとに1万5,000円~2万円の追加費用がかさむこともあります。

一般的にドライアイスでご遺体の劣化を防ぐのには4〜5日が限界ともいわれ、エンバーミング(防腐・殺菌・修復処理する技術)を施すと15~25万円かかります。

また、自治体以外の火葬場を利用するとなると、市民割引制度が使えないため、地元居住者の10倍といった地域もあります。

縁起が悪いとされてきた「友引」の日に行ったり、空いている朝一番に火葬を済ませてから葬儀をしたりと、混雑の際には臨機応変な判断が求められるかもしれません。