
アートや高級車、不動産などの高額資産を小口化して販売するサービスが、若年層を中心に人気を集めています。NISAの普及で投資が身近になる中、1口1万円(アート)や10万円(高級車)から「オーナー」になれる手軽さが支持されている背景があるようです。
例えばアート投資では、著名作家の作品を対象に、オーナーは専用倉庫での実物保管や展示会での鑑賞、会員間での売買が可能となります。国内市場は拡大傾向にあり、オークション落札者の半数を40代以下が占めるなど、若者の流入も顕著です。
また、高級車や航空機、不動産などの小口商品は、伝統的資産(株式・債券)と値動きの相関が低いため、有力な「分散投資先(オルタナティブ投資)」として注目されています。
一方で、これら実物資産は価格変動が読みづらく、長期保有が基本です。最近では航空機リースのように利回りを想定した商品も登場しており、若年層の資金を巡るプラットフォーム間の競争は一段と激化しています。
しかし、こうした商品は実物が手元にないため、相続発生時に家族がその存在に気づけないリスクをはらんでいます。特にスマホで権利を管理している場合、端末のロックやサイトのアクセス制限が障壁となり、資産実態の把握が困難になります。若年層は終活への意識が低い傾向にあるため、万が一の際、家族に知られないまま資産が「埋没」してしまう可能性を秘めています。









