スマホの決済アプリで国税の納付が可能に! ~12月から、上限30万円まで~

所得税・贈与税といった国の税金が12月1日から、スマートフォンの決済アプリを使って納められるようになる。地方税では自動車税などの導入例があるが、国税では初めて。

アプリの残高から納税額を差し引く方式で、一度に収められる上限は30万円に設定する。支払った金額に応じて、ポイントも付与される。

国税は1,000万円未満ならばクレジットカードでも納付可能だが、決済手数料は自己負担だ。例えば、30万円納付した場合の手数料は2,508円になる。アプリ決済は納付者側に手数料は発生しない。

電子申告・納税システム「e-Tax」を利用すれば、専用サイトに直接移動できるので、申告から納税まで自宅などにいながらワンストップで完結する。書類による申告の場合もスマホ決済の利用は可能だが、納税者情報や税額を改めて入力する必要がある。

(令和4年11月27日 日本経済新聞より抜粋)

2021年分の個人の確定申告では、「e-Tax」による申告が前年比約1.4倍の442万人で、申告会場で手続きをした人の数を初めて上回ったようです。その内、スマホを使って「e-Tax」で申告した人は153万人。今回導入されるスマホ決済と同じ上限30万円のコンビニでの納付をした人は247万人だったそうです。

「スマホで申告」ができる人は、「スマホで納税」も抵抗がなさそうですから、税金を納めに行く手間が省けるうえ、ポイントも付いて一石二鳥ですね。

(米田貴虎)