【相続事例集】窓口一本化

母親が既に他界して代襲相続人に当たる甥の嶋田さんが、伯母の相続のことで相談に来られました。嶋田さんの話によると、伯母とはほとんど付合いがなかったため、相続財産がどこにどれくらいあるのか、また相続人が何人いるのかもまったく分からない状況でした。

まず行政書士の方で相続人確定業務を行った結果、行方不明のいとこが相続人であることが判明しました。嶋田さんは、そのいとことは幼稚園の時に会ったのを最後に、今までまったく付合いがなく安否の心配をされていました。

次に当センターで財産調査を行った結果、今回、相続税申告手続きが必要であることが判明し、税理士とともにサポートすることになりました。

一方、いとこには、当センターから手紙を送付し手続きの協力をお願いすることにしました。数日後にいとこから当センターに電話がありました。現在、離れた場所で元気に一人で生活されておられ、今回の相続手続に関しては、協力していただけるとのことでした。この事に嶋田さんも大変喜んでおられました。

今回、相続人全員の方が、全ての財産を現金化した上で法定相続分の割合での分割を希望されていたため、伯母の自宅の不動産を売却し現金化する必要がありました。そこで、司法書士の方で嶋田さんへの名義変更の手続きを済ませる間に、遺品整理業者の方で家財処分を行い売却の準備を進めました。その甲斐もあり、滞りなく不動産会社の仲介により売却し現金化することが出来ました。

その後、相続人全員の方への分割も問題無く終えることが出来、嶋田さんから「さすが支援センターですね、全てお願いして良かった。」と、お褒めの言葉をいただきました。
正に当センターと連携している、司法書士、税理士、行政書士、遺品整理業者、不動産会社との調整を図り、スムーズに終えた案件でした。