【相続事例集】かんぽ生命契約照会の照会漏れ

東さん(仮名)がお亡くなりになり、相続人のご兄弟から手続きの依頼がありました。東さんのお父様の相続手続きも弊社で手続きをしておりました。東さんの手続きを行いながらお父様の資料に再度目を通していました。

かんぽ生命に照会したところ、当センターがお父様の相続手続きの時に確認できた保険につき、かんぽ生命から、「該当なし」と回答をいただきました。相続人の方から提出していただいた資料の中にも該当の保険証書はなく、確認できるのは5年ほど前に手続きしたお父様の資料の保険証書のコピーのみでした。

再度かんぽ生命に証券番号を伝えて照会を依頼したところ、その保険が有効であると確認されました。

なぜ最初の照会で検索できなかったのか、かんぽ生命に聞くと、「かんぽ生命の登録で被保険者の誕生日が登録間違いでヒットしなかった。」とのことでした。

この保険は30年ほど前に加入されていたもので死亡保険金が100万円のものでした。

以前の書類に目を通していなければ気が付くこともなく、手続きを進めていました。

同族で再度手続き依頼があった場合は過去の書類も再度目を通し、金融機関の照会も鵜呑みにしないよう気をつけようと思いました。