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事例3:故人名義の多数の通帳と残高

長男(X)を亡くされた母(A)から、相続手続きについてのご相談がありました。無料の面談の中でXの遺産の内容をお伺いすると、Xは多数の通帳を持っている事が判りました。

 

生前、Xは複数の銀行で通帳を作成しており、それぞれの残高を拝見してみると数千円〜数万円程度の口座が多く、年金の受け取り、公共料金の支払い、趣味など使用用途ごとに細かく使い分けて管理をされていたようでした。

 

Xの相続人はAのみだった為、遺産分割協議書を作成する必要はなく、また銀行所定の相続届出書類へもAの署名捺印で済ます事が出来た為、手続きも比較的簡単に完了する事が出来ました。

 

しかし仮に相続人が多数いた場合、銀行から相続人全員の署名捺印を求められる事がほとんどの為、大変な時間と労力、費用がかかるところでした。

 

相続手続きにおいては残高の多少に関わらず全ての銀行に対して、戸籍などの必要書類の提示が求められる為、今回のXのように残高が少額な口座が多数あるケースでは、手続きの煩雑さから途中で諦めてしまう相続人も少なくありません。

 

相続発生後に相続手続支援センターに依頼する事で、銀行口座の相続手続きを簡単に済ませる事は出来ます。

 

しかし名義人ご本人が相続発生前の備えとして、使用頻度や残高を考慮しながら銀行口座を整理する事で、相続手続きにおけるご家族の負担をより軽減する事が出来るので、相続税対策や遺言書作成などと並行して、相続手続きの簡素化の為の財産整理をされる事をお勧めしたいと思いました。

【遺産分割協議の事例紹介】

事例1:財産ごとに遺産分割協議書をつくる

事例2:遺産分割協議書は大切に保管しましょう

事例3:故人名義の多数の通帳と残高

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