第一生命経済研究所によると、タンス預金は、2017年2月末時点で43兆円と、前年同月比8%、3兆円の増加。3年間では3割強の増加となっている。
日銀は、マイナス金利政策による預金金利が一因と分析する。
他にも、
(1)2016年の確定申告から「財産債務調書」提出の義務付け(3億円以上の財産を持つ人は、資産の内訳を明記した調書の提出が必要)
(2)マイナンバー制度の開始により、資産を把握されることへの警戒心
(3)将来の増税や思わぬ監視強化など日本の財政への不安
なども、富裕層が現金志向を強める一因だと考えられている。
(平成29年4月3日 日本経済新聞より抜粋)
金庫屋さんが大流行。大きな金庫が、飛ぶように売れているそうです。
確かに、銀行に預けていても金利は微々たるもの。時間外のATMで引き出した時の手数料で1年間の金利が無くなってしまうぐらいです。
自宅のタンスの中に、現金をしまい込む気持ちも分かります。
金庫にしまうのであればいいのですが、家族にも見つからないようにと分かりにくいところに隠しておくと、見つからないこともあります。
先日の案件では、庭の配水管のちょっとしたスペースに6000万円が隠されていることが発覚しました。
家の中をいくら探しても見つからない。自宅を売却して新しい買主さんが、外構工事をしていた時に見つかりました。
警察に届けられてようやく発覚!6000万円の内2000万円は水分を含んで黒い塊だったようです・・・。換金はできましたけどね。
今後ますます、タンス預金が増えていきそうです。
でも、隠し過ぎには要注意!ここ掘れワンワンで6000万円は奇跡ですので。
(米田貴虎)