金の仏具販売好調

金の仏像や仏鈴が売れている。来年1月の相続増税を控え、非課税財産である仏具として金を買い求める動きが出ている。

相続により遺族が受け取った財産は相続税の課税対象になるが、日常の礼拝に使う仏壇や仏具は相続税がかからない。来年から課税財産額に応じた税率が引き上げられることで、仏具は注目されている。

(日本経済新聞 2014年11月29日より)

相続税対策で脚光を浴びているのが金の仏具の購入である。ただし、数百万円にもなる高額なものは、税務署から投資商品とみなされる可能性も高いそうだ。

一昔前なら「金」と言えば平べったい延べ棒を連想するが、今は税金対策として金の仏具の販売が好調であるのは驚きである。これに伴い、信仰心のある人も増えていくのではないだろうか。