遺言書の「花押」有効 – 非課税適用の条件確認

祖父母、父母から子供、孫へ住宅資金や教育資金を非課税で贈与できる制度が延長、拡充される可能性がある。

これを受けて、贈与を活用する家計がさらに増えそうだ。国税庁によると、非課税制度を申告した人は昨年約7万5000人おり、合計5767億円が非課税となった。その一方で、例えば「物件引き渡しの時期が遅れる」など要件を満たさないケースや、「肝心の申告をし忘れ、追徴課税される」などで、非課税にならなかった場合もあるという。

教育資金は、もともと、必要額をその都度もらう限り課税されないが、新制度では、当面使わない分もまとめて非課税で贈与できるということで、信託協会によると関連する信託商品の契約数が今年6月末に約8万件と利用者は急増している。
(平成26年10月8日 日経新聞より)

贈与すれば財産が減り、遺族にかかる相続税負担を減らせるのだが、その贈与の非課税制度を上手に利用しようと考えるより前に、まず、相続税がかかるかどうかを自身の財産で一度調べてみることが大事だ。

贈与はあくまでも計画性をもって、「孫がかわいいあまり必要以上の贈与」で、自身の老後の資金が不足してしまったとか、「兄妹間の公平性を無視した贈与」で、相続時にトラブルになったということのないように…。