休眠預金で被災者支援 ~昨年の台風 公的活用第1号~

政府は2月中にも10年以上取引がない預金(休眠預金)の一部を活用した自然災害の被災者支援を始める。
2019年の台風15号や19号などで被害の大きかった地域への支援活動に充てる。資金の支給先となる被災者の生活再建支援を手がけるNPO法人など順次3~4団体を選び、1団体あたり最大約1000万円を支給する。

18年1月に休眠預金等活用法が施行し、預金者が名乗りを上げないまま10年以上放置された休眠預金を民間の公益活動に活用できるようになった。

各金融機関の休眠預金は、預金保険機構に移される。移管が始まった19年9月から12月末までに約600億円が移った。
このなかから3年で合計約30億円を上限に民間の公益活動に割り当てる。
被災者支援のほか、重いがん患者や、家庭に問題を抱える子供などへの支援にも休眠預金を使える仕組みになっている。
(令和2年2月25日 日本経済新聞より抜粋)

数年前に内閣府の関連機関の要請で、調査協力した休眠預金等活用法がいよいよ活用され始めました。
なんだか感慨深いです。

銀行に眠っている預金を有効活用することは、とても有意義なことだと思います。
お金は天下の回り物ですからね!
被災者をはじめ、困っている人にどんどん支援していくべきです。

今回のコロナ騒動でも経済産業省が支援策を発表しましたが、まだまだ経済への影響は大きくなりそうです。
倒産したり経営が立ち行かなくなったりする企業が、今後も増えそうです。
そういった所をきちんとサポートしていってほしいと切に願います。

(米田貴虎)