【相続事例集】所有者違い

不動産の所有権移転登記を行う際、必ず登記簿謄本を確認します。今回も通常通り、登記簿謄本の確認を行いました。

すると、所有者が山本そら(仮名)さんであるはずが、山本空子さんになっていました。コンピューター化に伴い間違いが生じたのかと思い、閉鎖謄本も確認しましたが、最初から「空子」で登記がされていたようです。戸籍を確認しても「空子」であったことは一度もありません。

市役所の資産税課にて確認をしました。「山本そらさん所有の不動産を登記簿謄本にて確認したところ、山本空子で登記されています。所有者は同一人物ですか。」

市役所の回答は…

「法務局からの登記情報が住民と一致しない場合、近い人物に課税をしています。今回は住所と苗字が一致しており、おそらく“そら”さんであろうと判断したのではないでしょうか。こういった場合、法務局と所有者の問題なので、市では間違いを指摘することはしません。課税されていることに苦情等が無かったということは、“そら”さんで間違いはなかったということでいいのではないでしょうか。とにかく法務局と所有者との問題であり、市役所には責任はございません。」

ということでした。

たしかに登記自体は法務局と所有者の問題で、市役所とは無関係ということでスルーし今に至ること、すっきりしません。

ちなみに登記は昭和26~27年の売買と建築です。当時の書類がどうなっていたのか確認したいところですが、権利証も見つかりません。

相続登記手続自体は、権利証がないため、不在住・不在籍証明書と上申書にて対応可能ですが、分割協議が滞っているため、手続きには至っていません。

 

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