年後半に多い税務調査 – 任意で事前に通知、相続税を重点的に

税務署は例年7月から12月にかけて、相続税や贈与税など個人の税金について集中的に税務調査をする傾向がある。

映画やドラマでよく描かれている税務調査は、脱税の罪で刑事責任を追及することを目的にした強制調査(犯則調査)で査察ともいわれており、裁判所から交付される礼状が必要になる。

これとは別に、税務署は任意で納税者を調査(自宅訪問等による「実地調査」)することがあり、こちらの件数の方が圧倒的に多い。最も実地調査が入りやすいのは相続税で、ひとたび実地調査が入れば8~9割がた申告漏れの指摘をされ、本来納めるべき税金に加えて加算税などが追徴される。

1件当たりの追徴課税は相続税が498万円で、所得税121万円の4倍の水準だ。

(平成29年9月23日 日本経済新聞より抜粋)

夏が終わると税務調査!

秋口には、相続税の税務調査が多いです。

特に9月頃に集中するような気がします。

先日も、税理士と打合せをしようとアポイントを取ろうとしたら、ほぼ毎日税務調査の対応ということでした。

1件の調査で500万円以上の税金が取れそうなところに、的を絞って調査に来るようですが、

相続が発生してから3年も4年も経ってから調査があります。

当時の事などほとんど忘れていることを質問されるのですから、もっと早く来てほしいものです。

逆に、答えられない時期になってから調査に来ているのかもしれませんが。

(米田貴虎)