「農地バンク」利用促す

農水省は、農地バンクの初年度となった2014年度の利用実績が約3万1千ヘクタールで、年間目標の約2割にとどまったことを発表した。そのため、今回は、農地バンクの実績を県別に公表し、順位をつけ、実績を上げた都道府県に、一部の農業予算など配慮する仕組みを検討する。

また、農地の貸し手の動きを活発化させるため、農地の固定資産税について、耕作放棄地の負担を重くすることも検討する。

(2015年5月19日 日経新聞より)

農地バンクとは、都道府県ごとに設置しているもので、耕作放棄地などの所有者からのうちを借り入れて集約し、農業法人などの担い手に貸し出す仕組みである。

今後は、農地バンクの仕組みそのものに対して、農地を提供する側、借り入れる側の理解と信頼を強化し、さらには、地域の農業活性化を計画していく人材の確保に努めることが大切だと思います。